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加藤彰仁

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てじな


手品のような詩にしたい

言葉を手にのせ

覚えたてのように

忘れさせたい

それから

思いもしなかった

言葉と一緒に

種や仕掛けになり

こたえてあげたい

種明かしなしで





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2016/09/07


幼稚園バス


あのバスは

昨日もその前もきて

いったいいつまで来るんだろう

ずっとずっと昔の

恐竜の骨だって

とっくに動かないってのに

海のむこうからきた

おはなしだって

ママと僕をヨットに乗せてからはじまったのに

このバスはママを置いてけぼりにする

泣いてばかりで

何にもできなかったけれど

明日から大丈夫

ママのこと

はなさないで一緒に乗るから









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2016/04/21


水たまり


考えてもない 

まだ

教えてもらってもない

水たまりに映る空を 踏んだだけで

あんなに水が 跳ね上がるなんて

こんなに濡れたなら

もう乾かしちゃいけない

せっせっと飛び込んで

ママにも教えなくちゃ

あんなに

叱られているのに

子供は嬉しそう








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2015/12/01


注意


ちんぷんのうしろの

かんぷんはすでに

ちんぷんまえなのだ

何を言っているわけでない

ちんぷんかんぷんだと言っている

意味はありげで終わるが

人の知らないところまで

ちんぷんも

かんぷんもないからな

それとぷんぷん

うるさい







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2015/09/30


真夏


絵日記を書きながら

寝ている子供

出来事を眺めているうち

どんどん夏に呑み込まれ

泳ぐように眠ったのだ


そして今

すだれのかげに

見え隠れはしているが

夏はまっすぐにある


どんな詩の一行にしても

それは過ぎ去っていく

いつかは終わるものへの

色気でも見たのだろう

夢から覚めて

覚えてないよう





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2015/06/09


黒沢峠


春はつぼみ

石はくぼむ

苔が夏のゆき道

雪はとおくのものまで

みな峠







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2015/03/04


脈々


じっとしている

その前は

どっとしていた

その前のことは

もう順序になっている

何が先で何が後か

途切れることがないよう







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2014/10/08


景色


朝霧があけ

草の根が匂う

いつか忘れたのに

いつか思い出せる

ひとは恋をしている

まだ だれのものでない






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2014/08/01


消失点


密度の

似合う人だなと思った

遠くには

まだ遠さがあるのを

知っていて

その先に

てんがあろうがなかろうが

めいいっぱい

ふさわしく歩いている







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2014/04/29


情景


なんの例えでなく

明日までに

まだ今日がある

それは光景のようだ







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2014/01/10


雪あかり


ひかりの届く

とおくから

やってきたのだ

君の最初に見る

空のくらさまで








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2013/12/29


もらう


明日を

おしみなく

あげるのが

若さなのだろう

そうでなければ

泳ぎまわっているだけの

陽は暮れない








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2013/12/11


いったい


いったいここはどこだろう

正解みたいに

かんがえてもなくならない

あたりいったい

見えるとこまで見えている

いきようとする

せいめいたいの

もともとはぜんぶいったい










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2013/07/31


それは

ときおり

歓声もあがったが

それは

かまぼこがカタログの

表紙を飾るまでの

スローモーションだった










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2013/07/04



回が何かに乗って

ぐるぐると廻ってくれば

登場シーンだろうし

何の目的もなく

ぐるぐると廻っているなら

壮大な最終回になるだろう










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2013/06/25


初節句


父親の肩に座り

ちいさな両手を

飛行機でもつくるよう動かし

はじめての遠さを

つかもうとしている

遠さがまるで空のように











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2013/05/10


檀上


やれなかったことについて

当たり障りなく

やればできると言ったのだ

その時

えいだぶりゅう!と言って

幕が開かれファンファーレが始まる

それもそのひとつとして












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2013/02/22


複利


厚さ1ミリの紙も三十九回折れば

月まで届くことを

見せることはできないけれど

紙に書いてみせることはできる

詩はまだ言葉にそっくりだ












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2013/02/16


ゆるむ


止水栓をしめて

蛇口をひねった

そのまま

闘牛の角もぎゅっとしたい

あらゆるものが

なじみおわって










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2013/01/26


もちろん


ひらがなは

もちのようにやわらかいけれど

きゅうにひっぱると

ビローンと

カタカナがあらわれる

それは熱によってもたされたものだとか

もともとのひらがなの性質であったなどと

言われたりしたが

それをそのまま大切に伝えたことにより

昔話として有名なこぶ取りじいさんに

なったのではないぞ









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2012/12/13


かも


しかが いるかも

しまに かもも いるかも

しかも いるかも いるかも

しらないだけで ここはシカゴかも

しってるだけでは しまいにならない











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2012/08/29


いいね


すいそうで泳ぐいかみたいな

顔して乗ったら

窓にはそのような顔があって

びっくりしているところだ










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2012/07/21


瀬波


まぶしさに

砂たちがにぎわって

もう少しで思い出す

さっきまで

私たちも夏だった













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2012/07/14


句読点


出来たばかりの句読点だ

てっぺんなんかつるつるしてるが

きゅっと

感情だってとめられる。













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2012/04/09


とくだん


地図に載っているアラスカと

地図に載っていないかりん糖

これについて誰も

正しいことを言っていないが

間違ったことも言っていない











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2011/08/25


あかさたな


あいがある 

かいもある 

さいもある 

たいもある 

ないもある 












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2011/07/29


思い出せない名


その名を思い出せなかったときは

どんなに思い出そうとしても

つかめばうなぎになり

にぎればむくどり

声にだせば春のみぞれだった

けれど思い出したとたん

その名はきまじめに

ふすまの前に座っている












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2011/07/08


衝動


・外から強い力や刺激を受けて心を動かすこと

・発作的・本能的に行動しようとする心の動き

【例文】

Will you play nininbaori?(外からの強い力)

so!(発作的)

nin!(本能的同意)












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2011/06/18


物理学


研究室のひとつもないところで

世界を相手に

本気で

詩だけでやっている












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2011/06/13



るって好き

るのくるりってなってるとこが好き

でもいちばんは山田さんの書くるで

もうるなんかじゃない

るいーってよびたくなる











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2011/05/25


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